2015年5月15日金曜日

教授就任記念講演_20150514

災害医療情報学の教授を拝命して1年半経ちますが、就任記念講演の依頼がきました。このラグは何なのかわかりませんが、ともあれ30分お時間を頂きました。100回の記念総会でもありますので、「ラッキー」と前向きに考えます。

タ イトルは「意思決定のために情報はある」で、今まで自分がやってきたこと、今後の課題等について話しました。目的と手段とを取り違えることなく、目標に向 かって正しい情報が集まるようシステムづくりに励みます。しかし、医療にしろ、災害にしろ、最終的にはその情報に対してどういう行動を起こすかが重要です ので、そういうディシジョンができる人がリーダーたるべきです。最近富みにそう思いますので、強い気持ちを込めてタイトルを決めました。


2015年5月2日土曜日

基礎修練_20150502

東北大学医学部には3年生が4ヶ月間希望の基礎の教室に出向いて研究する「基礎修練」というプログラムがあります。自分が学生であった頃からあるので、実に長く続いています。
自分も「教科書では解決しない疑問を自分なりのアプローチでトライしてみたい」と無謀なリクエストを持って望み、非常に充実した時間と、やはり研究って大変なのね、という軽い失望感を持ったことをよく覚えています。とても有意義なプログラムで是非とも続けて欲しいと思っています。
4月にようやく部屋を頂いた当教室も今年から学生さんの受入れを開始します。昨年までも2年間、メディカルITセンターで一人ずつ指導しましたが、いずれも真面目で優秀な学生さんだったので教えているこっちも喜びと驚きがありました。さて、災害医療情報として果たしてどれくらい来てもらえるのかと思っていたら、今のところ多数の見学者が来てくれて嬉しい限りです。
最終的にどれくらいの人が希望してくれるかわかりませんが、やはり少しでも自分の分野に興味を持ってくれることには無邪気に喜んでしまいます。医療情報なんて地味ですが、いよいよ「時代が来た!」と密かに思っている自分としては、どうアピールし、どう満足してもらえるか、実務や研究とはまた違った挑戦となっています。

臨床研究推進センターTR医療情報部門_20150501

5月1日付で東北大学病院臨床研究推進センター(CRIETO)TR医療情報部門の部門長を拝命しました。 http://www.crieto.hosp.tohoku.ac.jp/
また仕事がひとつ増えました。電子カルテや地域連携同様、解決しなければいけない問題が山積しているから依頼されたと思いますので、是非ともしっかりやっていかなければと身が引き締まります。
当座は治験や臨床研究支援システムづくりのお手伝いが中心となりますが、折角電子カルテや地域連携もやっていますので、是非ともそれらを有機的に結んで、臨床研究につなげる環境構築をやっていきたいと考えています。もともと臨床医ですし、全ては日常臨床に還元し、患者さんの役に立つことを目的として、現在医療情報に携わっています。From bedside to bench and back to bedsideということをシステムの面からサポートしたいと願っています。