2014年11月21日金曜日

Dr.Halamkaと面談_20141121

11月21日に、ボストンのInterSystems 本社に伺い、アメリカの医療情報政策において大統領アドバイザーであるProf Halamkaと地域医療連携について意見交換を行ってきました。

Prof Halamkaは、Google Healthやアメリカの医療IT標準化協議会のアドバイザーとしての業績があり、自身マサチューセッツ東部を対象に医療情報を提供するCARE GROUPE HEALTHCARE SYSTEMのCIOです。現在私は、みやぎ医療福祉ネットワーク協議会(MMWIN)の手伝いを頼まれていますので、地域医療連携における教えを乞ういい機会となりました。
プレゼンでは、宮城県における高齢化や震災の被害などを背景とした医療問題、および今までのMMWINの現状について説明し、今度効果的で持続的な目指した新しい方向性についてご意見をいただき、非常に刺激をうけました。「疑問はもっともで方向性も間違っていない。自分たちもその課題を順々にクリアしてきた。」と言われたのはとても心強かったです。

同じくBoston RedsoxのBig fanであること(彼はチームドクターで彼専用のユニフォームまで持っている)、実は誕生日が同じであること、などから私的な話でも盛り上がりました。とても温和ないい先生です。私が作成したECG-QRcodeシステムも非常に興味を持っていただきました。彼は逆に、病棟に部屋番号をQRコードで表し、Google Glassでそれをのぞくと患者さんの情報をglass上に表示させるシステムを構築したことを教えてもらいました。

日本びいきな先生なので今度是非とも仙台でお会いしたいところです。



2014年11月20日木曜日

AMIA 2014 Annual Symposium_20141115

11月15日~19日にワシントンで開催された American Medical Informatics Associationに参加し、ポスター発表をしてきました。

Prevalence of a standardized storage format and next steps for clinicians ”という演題で、SS-MIX2の拡張ストレージに関する最近の活動について報告しました。

オーディエンスの先生方からもご意見やご指摘を頂き、とても参考になりました。
ただ、やっぱり欧米ではメジャーでないため食いつきは正直いまいちな印象です。今後、国際的標準化にどう照準を合わせていくかというのは大事なテーマだと思います。

来年は、サンフランシスコでの開催です。昨年同様、また仲間たちとあって懇親を深めたいところです。

AMIA 2014 Annual Symposium | AMIA



2014年11月10日月曜日

みちのくALERT2014_20141106

11月6日から9日にかけて、大規模災害訓練「みちのくALERT(アラート)2014」が実施されました。

訓練は東日本大震災級の大災害発生を想定し、
自衛隊と米・オーストラリア軍、東北6県の自治体と拠点病院など72機関の計約1万5500人が参加しました。

災害医療の現場としては、モバイルアセスメントの実証実験を石巻赤十字病院を拠点に、
災害拠点病院、擬似避難所の各所で、被災状況の入力を検証しています。

災害時の円滑な現状把握が期待されています。

私は残念ながら、医療情報学会の発表と重なったため出られませんでしたが、懸案のモバイルアセスメントが大成功だったようで、一安心です。
より実践的な訓練を経て、実際に役立つものにしていきたいと考えています。

2014年11月8日土曜日

第34回 医療情報学連合大会_20141108

11月6日~8日に幕張メッセで開催された第34回医療情報学連合大会に出席しました。

シンポジウム “患者プロファイルと医療安全”において、「アレルギー情報の入力・出力様式の現状-全国アンケート調査の結果から-」 という題で発表してきました。
全国の600以上の病床を持つ病院のうち、78の病院からご協力頂き、
アレルギー情報に関する現状の把握、今後の課題について検討することができましたのでその結果と当院での取り組みについて話しました。

来年の春には、医療情報学会春季学術大会が仙台で開催です。
現在、活発な情報、意見交換の場となる一助となるように、開催に向け準備を行っている最中です。開催地仙台を楽しんで頂ければと思いますので、皆様是非ご参加ください。