2015年12月27日日曜日

MMWIN理事会_20151225

MMWINの理事会が開かれ、理事ではありませんが、事務局長補佐として参加しました。
今年12月に登録患者さんが1万人に達したこと(今年だけで7000人以上)、色々と改善に向けた動きが行われていることなどが報告されました。大学病院や実務者会議での活動をご評価いただき、嬉しく思いました。また、県や医師会、大学病院が今後も一致団結して進めていくことを皆で再確認していただいたことや今後の方針に対する承認がとれたことも、こちらとしては有り難いことでした。

来年度さらなる発展を目指すため、また知恵を絞って、様々な方々の協力を仰ぎながら進めていきたいと思います。こういった地域医療連携は人と人との顔が見える関係がないと根付きません。 今年度の成功を糧に多くの方の理解を得たいと思います。

大規模災害時の非常用通信手段の在り方に関する研究会_20151224

総務省において件名の研究会がいよいよキックオフしました。高市大臣が冒頭ご出席され、また発表者も錚々たるメンバーで非常に濃厚な時間を過ごしました。これから夏までに提言をまとめていきます。私にとっても勉強になる有意義な機会です。皆様よろしくお願いします。

http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/daikibosaigai_hijyou-tsushin/02tsushin03_03000176.html

国立大学病院災害時バックアップ事業 運用検討WG_20151221

現在Gemini Projectとして、国立大学病院の診療情報がデータセンターにバックアップされています。実際に震災が起こった時にどのように運用するか、とりわけ、被災病院が機能不全に陥った時に大学病院医療情報部長会としてどのようにサポートするかを検討するWGが東京で開かれました。三重大の安積先生、取りまとめ役ご苦労様でした。やはりメールベースでなくF2Fだと、色々議論が深くなります。まだ何度か集まる必要がありますが、よろしくお願いします。

2015年12月13日日曜日

松下総務副大臣来訪_20151210

MMWIN視察のため石巻まで松下総務副大臣がいらっしゃいました。当日は横なぐりの雨というとんでもない天気でしたが、説明自体は無事終えました。やもと内科クリニックとの連携も問題ありませんでした。
課題は色々有りますが、最近は順調に登録患者数も増えていますし、定着を目指して大学病院としてできることをやっていこうと思います。多くの方のご支援ご協力賜れますと幸いです。

2015年12月6日日曜日

大規模災害時の非常通信手段の在り方に関する研究会作業WG_20151204

東京での会議、ダブルヘッダーです。
24日に迫った、総務省「大規模災害時の非常通信手段の在り方に関する研究会」ですが、そのためのプレWGが開かれました。今回、3回目にして初参加です。本当に申し訳ありません。

災害時に医療現場に発生した通信の問題に対して、それをどのように解決していくかということで、災害医療の第一人者と、最先端で通信インフラをやっておられるアカデミック、企業、行政の方々が集まり議論しています。大変勉強になりますし、ともすれば風化してしまうかもしれない東日本大震災で起きた問題をきちんと整理しておくことはとても重要と思います。
こちらも色々と準備しないといけません。

日本循環器学会IT/DB委員会_20151204

委員会に行ってきました。昼の東京です。
SEAMAT(循環器学会標準出力フォーマット)がHPに出たこと、今後各施設からデータが出せるよう現実的な準備をしていくことを報告しました。
JROADをはじめとして、現在のところDPCデータを使うのが医療データ解析では一般的ですが、早く検査値を含めたデータを用いて診療行為を把握できれば、さらなる医療の質向上や医療経済改善に役立てられると信じています。

2015年11月19日木曜日

AMIA_20151117

AMIAに例年通り参加してきました。いい写真がとれてないです。
日本人は全体的に少なめな気がします。発表はMMWINについて行ってきました。
やはり二次利用のことを聞かれます。当然と思います。早くそういう議論ができるようにしたいところです。
 OHDSIはじめデータの二次利用が現実的になってきました。そこから何を導けるかですね。



2015年11月17日火曜日

JCSデータ出力標準フォーマット ガイドライン V.1.0 日循HPに登場_20151116

お陰様でJCSデータ出力標準フォーマット ガイドライン V.1.0が日循HPに載りました。

http://www.j-circ.or.jp/itdata/jcs_standard.htm

関係者の方ご苦労様でした。
今後は多くの施設で実装するための準備をしていきたいと思います。
来年の日本循環器学会でも宣伝に努めます。
データの二次活用が円滑に行われ、そこで得た知見がまた患者さんへ還元できるようなサイクルに繋がることを期待しています。 

2015年11月9日月曜日

医療情報学会_20151102

医療情報学会に行ってきました。今年は沖縄でした。6月に仙台で春季大会をやったのが既に懐かしいです。今回は、発表に、座長に、会場責任者にと色々役割がありました。天候はまあまあというところで、気温は25/23度。流石南国。関係者の皆様、お疲れ様でした。



2015年10月17日土曜日

基礎修練_20151014

東北大学医学部には、学生さんが4ヶ月もの間基礎の教室に入り浸り、研究現場に触れるという基礎修練という機会があります。私の学生の頃にもあり、自分の場合は薬理学教室に行って、自分でやりたかったテーマである『構造活性相関をシミュレーションする』ということをやりました。まだまだその頃はアミノ酸に関する実験データも少なく、PCも粗末なものでしたので、やれることは限られていましたが、自分の仮説を試す時間をもらえたことはとても有り難かったです。

本年、災害医療情報学として3人、IT、センターとして1人を担当することにしました。何かしら面白いと思う機会を与えられればと思います。学生さんの頑張りにも期待します。

遠隔医療学会&心筋梗塞対策協議会_20151009

10月9日は発表ダブルヘッダーでした。
まずは遠隔医療学会、東北大学病院病理部の渡辺みか先生が大会長となり、仙台で開かれました。MMWINについて現時点での状況を報告してきました。質問を多く頂きました。本音の議論が必要です。今後も地域医療連携システムについて多くの方との議論がしたいですし、するべきと思います。


夜は心筋梗塞対策協議会に参加してきました。「高齢者(≧80歳)心疾患の問題点と対策」がテーマです。冠動脈疾患、不整脈、心不全に対する対応をそれぞれ第一線の循環器医の先生方から、薬剤管理について薬剤師の方、そして高齢者は心臓以外の疾患を合併しているため情報連携が必要という立場から私が話しをしました。ディスカッションも含め濃厚な時間を過ごしてきました。
http://www.cardio.med.tohoku.ac.jp/news/index.html#949

2015年9月12日土曜日

日本循環器学会IT/DB委員会_20150911

JCSデータ出力標準フォーマットガイドラインの技術文書ができたことの報告とHPへのリンクをお願いしてきました。今年度は実装レベルで進めたいと思います。製品化と普及をどのように進めていくか、より実践的な課題へとステップアップします。

災害医療センターで分担研究班会議_20150909

広域災害医療情報システム(EMIS)に関連する班会議に参加しました。
モバイルアセスメントからの避難所情報との連携含め意見交換させて頂きました。
膨大な情報を保持しつつパフォーマンスも維持するという大変なプロジェクトですが、色々とお手伝いできるところが増えていけばありがたいです。

2015年8月27日木曜日

MedInfo2015_20150822

隔年で開かれる国際医療情報学会MedInfo2015に行ってきました。前回はデンマーク・コペンハーゲンでしたが、今回はブラジル・サンパウロです。行く直前の日曜日には100万人規模の反政府デモがあり、ただでさえ危ないと言われているところに政情不安ではどうなることかと思いましたが、言ってみると非常に和やかでよい雰囲気でした。発表や参加者とのやりとりも充実しましたし、12年ぶりに旧友のブラジル人と会い、思い出深い訪問となりました。





その友達から教えてもらったカイピリーニャをよく日本でも飲んでましたが、ようやく本場で体験出来ました。

2015年7月31日金曜日

総務省西銘副大臣来訪_20150729

総務省の西銘副大臣が石巻を視察に訪れました。その際にMMWINもご覧になりたいとのことで冨永副理事長とともに開成診療所へ説明にあがりました。私は大学病院担当として活用方法を示させて頂き、一方冨永副理事長は事業全体の経緯、今後の展望について説明しました。こういった事業は維持していけるかがキモですので、そういったところが伝わっていたらよいなと思います。

開成診療所の長先生、石巻赤十字の石橋先生、ご協力いただき、ありがとうございました。

とにかく暑かったですが、仮設の人はもっと大変です。肝に銘じて仕事していかないといけません。

2015年7月19日日曜日

ロジスティックス研修_20150718

岩手医科大学を中心に岩手県各地で行われた災害医療ロジスティックス研修に参加してきました。石井正先生やACT研究所、宮城県とで行っている避難所のモバイルアセスメントシステムを研修の中で使用してもらうためです。我々は宮古保健所や県立宮古病院などに伺いました。他のメンバーは大船渡や釜石などで調査しました。
やはり実践的になると色々と貴重な意見が出ますので、ますますよりよい改善をしていきたいと思いました。最後、大学内で直接入力するやり方で、スムーズに行けたことに手応えを感じました。



             集計管理画面

 NICTさんと行った、オフラインから衛星回線を使ってのオンライン送信の実験もうまくいきました。

東北福祉大学で講義をしてきました_20150702

東北福祉大医療経営管理学科で医療情報学の講義をしてきました。毎年2週にわたって行っています。皆熱心に聞いてもらってくれるのは嬉しい限りです。
卒業生に当院で働いている方がいます。
是非、今年の受講生の中からも働きたいと希望してくれる人がでてくれることを期待しています。

2015年6月27日土曜日

JCSデータ出力標準フォーマット ガイドライン V.1.0_20150626

IHEーJ循環器企画委員会に出席しました。
JCSデータ出力標準フォーマット ガイドライン V.1.0の技術文書ができ、循環器学会のwebpageにのせて頂くよう依頼する予定です。
昨年から関係者の方々のご協力を得て、理事会の承認のもとこうしてガイドラインができました。尽力していただいた皆様に心から感謝申し上げます。お陰様で、関連学会からの承認も得ているようで、循環器分野の意見の統一が図られそうです。
とはいえ、実際に使われないと企画倒れになってしまいますので、次のステップでは実践例を積み重ねられるよう努力したいと思います。

2015年6月14日日曜日

医療情報学会仙台大会閉会_20150613

お陰様で大過なく第19回医療情報学会春季学術大会を終了することができました。参加してくれた皆様、手伝ってくれた委員やスタッフの方、ありがとうございました。登録参加人数は1260人ということでまずます盛況でした。
重鎮の先生を含め多くの方から楽しかったと言ってもらえたことは大変嬉しいことでした。最後の最後まで裏方で私を支えてくれたスタッフに心から感謝します。
さて、この3日間レスが遅れている分を取り返さないといけません。また日常に戻って、仕事をきっちりこなしていこうと思います。

2015年6月12日金曜日

医療情報学会2日目_20150612

参加者は1200名を超えました。ありがとうございます。
ランチョンセミナーでは座長を務めました。演者は香川大の横井先生。実は高校の同期生です。高校時代の友達と同じ壇に上がるというのは感慨深かったです。
治験、臨床研究における話題提供でわかりやすく参考になりました。友達の気安さから座長からの質問は結構難題をぶつけましたが、苦い顔しながら全て答えてくれました。お互い楽しくやれたと思います。

夕からの懇親会も200人以上の方に参加して頂き、盛況でした。牛たん、きりたんぽ鍋、ずんだ、魚、日本酒と色々準備しました。特別公演として、定禅寺ジャズフェス発起人であるピアニスト榊原光裕さん、宮城出身日本一の三味線奏者浅野祥さんらによるジャズと三味線のセッションを行いました。皆さんかなり楽しんでくれたと思います。喜んでいる顔を見たとき、楽しかったと言ってくれるとき、準備の大変さはふっとびます。縁の下でとてもよく働いてくれているマイスタッフに感謝です。

2015年6月11日木曜日

医療情報学会始まりました_20150611

さあ、仙台大会が始まりました。今日はチュートリアルや部長会などが中心です。
本日はいい天気。明日は雨が降るという予報ですが、何とか持ちこたえてくれないかなあ。

2015年6月4日木曜日

第19回日本医療情報学会春季学術大会がいよいよ来週開催_20150604

仙台で行われます医療情報学会がいよいよ来週開催となりました。
プログラムがなかなか決定しなかったので出足は丁重でしたが、プログラムが出た後は順調に登録者が増え、現時点で昨年を上回っています。ありがとうございます。

新進気鋭の若手の先生の発表や、今世の中で関心の高い共通IDのシンポもあります。
また懇親会では、仙台定禅寺通りジャズフェス発起人であるピアニスト榊原光裕さんや日本一となった仙台出身三味線奏者浅野祥さんのセッションも企画しています。

本日うちのスタッフにマニュアルを配布し、流れのチェックを行います。いよいよという感じです。
うちの秘書さんや事務局長の井戸先生には大変お世話になりました。よいものにしたいと実行委員長として切に願っています。是非皆さんご参加下さい。


EMIS研究班に入りました_20150528


兵庫県災害医療センターセンター長中山伸一先生のご高配の下、EMIS研究班に加わることになりました。災害時に皆の情報源となるEMISの重要性は言うまでもありません。何とか貢献できるよう頑張ります。
皆様よろしくお願いします。

MIE2015_20150527

マドリッドで開かれたヨーロッパ医療情報学会に行ってきました。
最高気温が28度くらいでしたが、からっとしていて爽やかな陽気でした。
日の入りが21時30分過ぎといつまでも明るい日差しが照っていましたが、人も親切で料理も美味しく、とても快適でした。
発表は今回digital posterという試みのもと行われましたが、座長のいない会場はそれぞれが自由に行い、何ともしまらない時間となりました。秩序を重んじる日本人としてはもうちょっとオーガナイズして欲しかったです。
日本からも色々な大学からいらっしゃっていてフラメンコを見たり、パエリアを食べたりと楽しい夜を過ごさせていただきました。



2015年5月15日金曜日

教授就任記念講演_20150514

災害医療情報学の教授を拝命して1年半経ちますが、就任記念講演の依頼がきました。このラグは何なのかわかりませんが、ともあれ30分お時間を頂きました。100回の記念総会でもありますので、「ラッキー」と前向きに考えます。

タ イトルは「意思決定のために情報はある」で、今まで自分がやってきたこと、今後の課題等について話しました。目的と手段とを取り違えることなく、目標に向 かって正しい情報が集まるようシステムづくりに励みます。しかし、医療にしろ、災害にしろ、最終的にはその情報に対してどういう行動を起こすかが重要です ので、そういうディシジョンができる人がリーダーたるべきです。最近富みにそう思いますので、強い気持ちを込めてタイトルを決めました。


2015年5月2日土曜日

基礎修練_20150502

東北大学医学部には3年生が4ヶ月間希望の基礎の教室に出向いて研究する「基礎修練」というプログラムがあります。自分が学生であった頃からあるので、実に長く続いています。
自分も「教科書では解決しない疑問を自分なりのアプローチでトライしてみたい」と無謀なリクエストを持って望み、非常に充実した時間と、やはり研究って大変なのね、という軽い失望感を持ったことをよく覚えています。とても有意義なプログラムで是非とも続けて欲しいと思っています。
4月にようやく部屋を頂いた当教室も今年から学生さんの受入れを開始します。昨年までも2年間、メディカルITセンターで一人ずつ指導しましたが、いずれも真面目で優秀な学生さんだったので教えているこっちも喜びと驚きがありました。さて、災害医療情報として果たしてどれくらい来てもらえるのかと思っていたら、今のところ多数の見学者が来てくれて嬉しい限りです。
最終的にどれくらいの人が希望してくれるかわかりませんが、やはり少しでも自分の分野に興味を持ってくれることには無邪気に喜んでしまいます。医療情報なんて地味ですが、いよいよ「時代が来た!」と密かに思っている自分としては、どうアピールし、どう満足してもらえるか、実務や研究とはまた違った挑戦となっています。

臨床研究推進センターTR医療情報部門_20150501

5月1日付で東北大学病院臨床研究推進センター(CRIETO)TR医療情報部門の部門長を拝命しました。 http://www.crieto.hosp.tohoku.ac.jp/
また仕事がひとつ増えました。電子カルテや地域連携同様、解決しなければいけない問題が山積しているから依頼されたと思いますので、是非ともしっかりやっていかなければと身が引き締まります。
当座は治験や臨床研究支援システムづくりのお手伝いが中心となりますが、折角電子カルテや地域連携もやっていますので、是非ともそれらを有機的に結んで、臨床研究につなげる環境構築をやっていきたいと考えています。もともと臨床医ですし、全ては日常臨床に還元し、患者さんの役に立つことを目的として、現在医療情報に携わっています。From bedside to bench and back to bedsideということをシステムの面からサポートしたいと願っています。 

2015年4月27日月曜日

日本循環器学会_20150426

久しぶりの投稿です。年度末の報告書や新年度の申請書作成その他に追われていたことと、数年ぶりに珍しく体調を崩したので間があいてしまいました。 更新が遅れて申し訳ありません。

4月24日から26日まで大阪で開かれた日本循環器学会に参加してきました。
大阪は暖かく気持ちがよかったです。会場は割りと離れていて、移動に時間を要しましたが、気持ちがよいので、朝は2kmくらい離れた会場まで歩いてました。

自分の役割はあるセッションの座長と発表でしたが、今回2日目のシンポジウムで関西医大の竹花先生にIHEーJ循環器と日本循環器学会で協力して作成している「日本循環器標準レポート形式」について発表していただき、周囲からの好意的な評価に手応えを感じました。やはり、皆ニーズがありますので早く「形」にし、その後国際的な標準化の動きと矛盾のないように整えていくことが必要だと思いました。関係者の方々のご協力を切にお願い致します。皆の役に立つ、ということがポリシーです。

2015年3月16日月曜日

国連防災世界会議_20150316

14日から仙台で開かれていましたが、本日15分ほど喋る機会を与えられました。

Medical and Public Health Preparedness for Large Scale Disaster
Date: Mar. 16 (Mon), 13:30-19:30

14:45-15:00
Masaharu Nakayama, Professor, IRIDeS, ”Disaster medical information”

日本における災害医療情報関連に関してバックアップ事業を中心に話しました。
もっと日本人が多いものかと思っていたのですが、意外といったらいけませんが、たくさんの国の人達が集う会でした。韓国の方、イスラエルの方から質問を受けました。
災害研の江川先生始め皆様ご苦労様でした。

川内キャンパスは教養部時代を思い出して懐かしかったです。

先週は研究費申請のヒアリングや書類作成等がありましたが、少し一段落です。
これから年度末に向けて報告書作成に勤しみます。