2015年5月2日土曜日

基礎修練_20150502

東北大学医学部には3年生が4ヶ月間希望の基礎の教室に出向いて研究する「基礎修練」というプログラムがあります。自分が学生であった頃からあるので、実に長く続いています。
自分も「教科書では解決しない疑問を自分なりのアプローチでトライしてみたい」と無謀なリクエストを持って望み、非常に充実した時間と、やはり研究って大変なのね、という軽い失望感を持ったことをよく覚えています。とても有意義なプログラムで是非とも続けて欲しいと思っています。
4月にようやく部屋を頂いた当教室も今年から学生さんの受入れを開始します。昨年までも2年間、メディカルITセンターで一人ずつ指導しましたが、いずれも真面目で優秀な学生さんだったので教えているこっちも喜びと驚きがありました。さて、災害医療情報として果たしてどれくらい来てもらえるのかと思っていたら、今のところ多数の見学者が来てくれて嬉しい限りです。
最終的にどれくらいの人が希望してくれるかわかりませんが、やはり少しでも自分の分野に興味を持ってくれることには無邪気に喜んでしまいます。医療情報なんて地味ですが、いよいよ「時代が来た!」と密かに思っている自分としては、どうアピールし、どう満足してもらえるか、実務や研究とはまた違った挑戦となっています。