生命医薬情報学連合大会 の公開セミナーに出ました。ゲノム情報をもとに3名の探偵(研究者)が解析し対象者をあてるという企画です。本学会は企画段階から参加する機会に恵まれ、その時から面白い企画だと思っていたのですが、やはり、というかそれ以上の素晴らしい『神』イベントとなりました。会場の誰もが寝ないで興奮して参加している学会企画なんて見たことなかったです。twitterでも同様に興奮のRTが続いていました。
性別、血液型、指の長さ(人差し指/薬指比)の特定が必須で、後は色々と推理を繰り広げたのですが、結構あたってびっくりでした。もちろん個人まで特定できた探偵はいませんでしたが、さらなる情報さえあれば、かなりの確率で特定できる可能性を感じます。
3人目の方が推理をして、まさか自分の写真が大スクリーンに映し出されたときは慌てました。全然違うのですが、何だか丸裸にされたような気分でした。本企画は面白くて、今後こういったイベントは増えていくのかもしれません。それはそれで素晴らしいことですが、図らずしも容疑者(?)として指名された方としては、身の潔白を証明するのに、自分のゲノムを提出していかなければならない状況を想像するとちょっと空恐ろしさを感じます。科学の進歩と倫理性を考える契機となる本当に重要なイベントでした。